6月の末からソムリエ教室が再開されました。レッスン再開は9月(イタリアは7、8月夏休みをみんなガッツリとります。笑)ですが、まずは久しぶりのワイナリー見学でクラスメイトと再会できました。 訪れたのはマルケ州アスコリピチェーノ県にあるDianetti Vini(ディアネッティ・ヴィーニ)。アドリア海沿いから数十キロ山沿いに向かったカラッサイという小さな村にあります。 到着すると無数のぶどう畑が!カラッサイは今回初めて訪れましたが、この辺りではワイン造りが盛んのようです。そして何よりの特徴が果てしなく広がる丘陵。まるで絵葉書のようでしたよ。またここでは気温の変化が激しく、朝夕は15度以下まで気温が下がるそう。この気温の差が美味しいワインの出来る秘訣何ですって! テイスティングの前にブドウ畑をお邪魔しました。ディアネッティでは主にモンテプルチャーノ、サンジョベーゼ、ペコリーノ、パッセリーナ、そしてマルケでは珍しいグルナッシュが栽培されています。写真は左からグルナッシュ、ペコリーノ、モンテプルチャーノです。一番のプッシュはモンテプルチャーノ。大きな葉っぱが特徴的です。またモンテプルチャーノは実が熟れるのが他の品種に比べて遅く、収穫は10月と一番最後に行われます。もちろんブドウは全て手で摘まれます。今更ですが、ワインができるまでの工程って非常に長い道のりですよね。 ブドウ畑を散策した後は待ちに待ったテイスティングです! 最初にいただいたのはとってもフレッシュで酸味が素晴らしいペコリーノ、「Vignagiulia」(ヴィーニャジューリア)。ハーブ類、白桃またアニスのアロマがし、何といっても印象的なのが後味に来るペコリーノらしい塩み。ミネラル感たっぷりで夏にキリッと冷やしてシーフードといただきたい一本でした。 お次の「Piceno」(ピチェーノ)はモンテプルチャーノとサンジョベーゼ半々のロッソ・ピチェーノ。ロッソ・ピチェーノと言うとモンテプルチャーノの方が多くブレンドされているのですが、こちらはちょうど50%サンジョベーゼが含まれていることからとても爽やかな赤です。エマヌエレさんもぜひ魚介類、特にマルケ名物のブロデット(魚介のシチュー)と合わせてと仰ってました。夏にもいける赤ですよ。 最後にいただいたのは、「Vignagiulia」の赤、しかも2010年!こちらはモンテプルチャーノ100%です。といってもすごくヘビーなわけではなく(フルボディですが)、完熟したフルーツ、特にアマレーナチェリーの味がじわじわと口の中に広がっていきました。とてもエレガントな一本でしたよ。 どうでしょう、ちょっとはワインについて綴るの上達しましたでしょうか?笑 ワイナリー見学、テイスティングはもちろん楽しかったですが、何より嬉しかったのが教室のお仲間と再会できたこと!日常生活が徐々に戻ってきたのだなと実感できた1日でした。
DianettiはLu Girettuのツアーにも組み込める事が可能です!ご興味のある方はお気軽にご連絡下さい。また弊社のワイナリーツアーもぜひ合わせてご検討下さい☆ 今日はマルケ最大級の劇場、フェルモのテアトロ・デル・アクイラ(Teatro dell'Aquila)の紹介です!アクイラとはイタリア語で「ワシ」を意味し、フェルモの街のシンボルとなっています。 こちらの美しいオペラ劇場は1790年に建てられた歴史ある建築物であり、今でもオペラのみならず数々の演劇が行われるシアターとして市民に親しまれています。 演劇のない時にはミュージアムとして日中ガイド付きで訪れることができるのですよ!(月曜日を除く) 劇場は5階建てとなっており、124ものボックス席があります。写真からですと残念ながらわからないのですが、ボックスの中の各席はステージを向いているのではなく、観客同士が向かい合わせになって座るようになっているのです!!ですので、とってもかっこいいボックス席ですが、実際演劇を楽しもうと思うととても首が凝ってしまいます… なぜこのような配置になっていたかというと、今となっては演劇は暗闇の中、そして静けさの中で行われるものですが、昔は「娯楽」という扱いで劇中におしゃべりしたり、飲食したりするのが当たり前だったんですって!昔の日本の歌舞伎に似てますよね?ですので、実際の演劇を見るのがメインの目的ではなく、人と会うために劇場に通っていたので席は観客同士が話しやすい向かい合わせだったとか! おまけにどのボックス席が人気だったかというステージの真横!(上記写真、白枠内)このとっても見にくい席が大人気だったのですよ。なぜならここに座れば他の観客から自分たちがそこにいるところを見られるから。貴族の間でオペラに行くことはステータスシンボルでもあったので、劇場にいることを他に見てもらわないと意味がない。あえてステージが全く見えないこの真横のボックス席に座っていたのですって。面白いですよね〜 最後にこちらの見事な天井のフレスコ画とシャンデリア。ローマ出身の画家、ルイージ・コケッティが描いた演劇を楽しむギリシャ十二神です。 56腕のシャンデリアは1830年にパリからわざわざ運ばれて来たのですって☆ テアトロ・デル・アクイラ、フェルモの街を訪れた際には必見ですよ!入場できる時間が限られているのでご覧になりたい方、ぜひご連絡下さい。こちらで予約代行し、ツアーに組み込めるように致します☆
MC77の何よりの魅力はビール種類の多さ!数々の賞を受賞している定番の白ビールからハチミツ入りのブロンドエール、ハイビスカス入りの白ビールまで。またクリスマスシーズン限定でセッラペトローナの名産ワイン、ヴェルナッチャ(発泡性赤ワインです)入りのストロングエールも販売されるそう。もうすでにホリデーシーズンが楽しみな私です。笑 ツアーはオーナーのチェチリアさんが行って下さいました。1時間たっぷりとビールの作り方から彼らのビール作りに対するこだわりを語ってくれましたよ☆ちょうど最優秀ブルワリーに選ばれた直後だったので、大勢の方で賑わっていました。 ツアーの後は待ちに待った試飲タイムとショッピング!ビール好きにはたまらないひと時。 お次は今回購入したビールを(マンダリーノと一緒に)何本か紹介したいと思います! マルケはワインだけでなく、クラフトブルワリーも実は豊富なのですよ。イタリアで一味変わったブルワリーツアーを行い方、お気軽にお問い合わせ下さいませ☆
先日リーマントラベラーこと、東松寛文さんとYouTube対談を行いました!
人生初のライブ対談でタジタジの私ですが、イタリアの現状、イタリア人のコロナウイルスに対する向き合い方、またマルケについて熱く語っています。笑 90分間盛りだくさんの内容です!!よかったら見てみて下さいね☆そして皆様の感想、お待ちしております。 皆様、いかがお過ごしでしょうか?イタリアでは相変わらずロックダウン生活が続いておりますが、今週に入ってウイルスの感染者数、死者数がだいぶ減ってきており、気分もだいぶ明るくなってきました! 今日はリコッタチーズクッキーのレシピを紹介したいと思います。しっとり、でもオリーブオイルでちょっとホロホロ、またぜひ可愛いスプリンクルでトッピングして気持ちも明るくして下さい☆ Biscotti con Ricotta e Limone |
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