Pane con Ciauscolo チャウスコロ入りパン（サワー種）

今日は前回紹介したマルケの生サラミ、「チャウスコロ」を使ったパンのレシピ紹介です！

Pane con Ciauscolo (Lievito Madre)

調理時間：約24時間（発酵時間を入れて）

材料

• サワー種　80g*
• 強力粉　400g
• 水　240g
• オリーブオイル　大さじ２
• 塩　小さじ１
• 砂糖　小さじ１
• チャウスコロ（細かく刻む）**　70g
• セモリナ粉（あるいは米粉）適量

作り方

1. ボウルにサワー種、水（約30度）を入れ、混ぜます。
2. サワー種がダマになっていないことを確認し、強力粉を加え、混ぜます。
3. タネがまとまり始めたらオリーブオイルを加えます。
4. 約5分間捏ねます。
5. ボウルにキッチンクロスを被せ、30分寝かせます。（生地はべたつかず、また弾力があり、スムーズな表面であるように！）
6. 30分経ったら、端から中心に向けて生地をたたむように揉み込みます。３−４回ほど揉み込めばオッケーです。
7. もう30分ほど寝かせ、最後の揉み込みを行います。ここでチャウスコロを加えましょう！
8. ボウルにラップをかけ冷蔵庫で最低8時間、最高で48時間寝かせます。
9. 寝かし終えたら生地を冷蔵庫から出し、丸く成形します。新たなボウル、あるいはざるにクロスを弾き、セモリナ粉をはたき、成形したタネを入れます。この際、そのまま器をひっくり返して、鉄板にタネをのせれるように、パンの「底」となる部分が上にくるように！冷蔵庫に戻し、このままもう１、2時間寝かせます。
10. オーブンを250度に熱します。この際、パンをのせるオーブンの鉄板、パウンドケーキあるいはスポンジケーキの型を一緒に熱します。
11. 余熱が完了したら、熱い鉄板にタネをのせ、素早く切り込みを入れ（私は大きくXを入れます）、またケーキ型に水を注ぎ、すぐにオーブンに戻します。***
12. 最初の10分を250度で焼き、その後220度に温度を下げ、もう20分焼きます。（この際、水の入ったケーキ型を取り出します。）
13. こんがりと焼けたら、オーブンから取り出し、パンが「縦」になるように立て、粗熱を取ります。（最低でも2時間は食べる前に置きましょう。）

＊サワー種は元種に同量の強力粉と水を与え、4時間置いた「起こしてある」ものを使いました。
＊＊　チャウスコロの代わりにサラミを使用しても美味しくできるかと！ただサルシッチャやソーセージ等の加熱の必要なお肉はお勧めできません…
＊＊＊　パンの表面をカリカリにさせるのに湿気が必要なので、ケーキ型など熱に耐えられる容器に水をはります。その際、湯気を出したいので容器をあらかじめ熱して置きます。また冷えたタネをそのままオーブンに入れることにより、うまく膨らみます。

サワー種の酸味、肉の旨味、そしてチャウスコロに入っているスパイスの見事な融合。と自画自賛していますが、本当に美味しいですよ！笑
​チャウスコロが手に入らなくてもサラミを細かく刻んで入れれば美味しくできるかと。これにチーズと赤ワインを合わせれば、「マルケ風晩酌セット」完成ですね。