イタリアの朝ごはんの定番パン、「マリトッツォ」、ご存知ですか?ロールパン(あるいはふかふかのコッペパンと言った方がいいかもしれないですね。笑)に似た食感のほんのり甘いパンです。このマリトッツォ(複数形はマリトッツィ)、「定番」と言ってもイタリア南部の特産品で、フィレンツェに住んでいた頃には見かけませんでした! マリトッツォ、簡単に分けると約3種類あり、ローマ版(上記の写真)、プーリア版、そしてマルケ版が存在します。ローマのは他の種類と比べてパン自体が小さく、このようにたっぷりと生クリームを挟んで食べるのが定番です。私もこの春ローマに行った際、食べてみました。美味しかったです〜(笑)あまりの生クリームの多さに最初ギョッとしたのですが、生クリームは甘さ控えなので、パクッといけちゃいます。(ちなみに私が寄ったお店Regoliはこちら!) プーリア版はと言うと、3種の中で最もシンプルなのですが、生地に牛乳とバターを使用するので、よりふくふかでブリオッシュに似ています。 そして今日ご紹介するマルケ版はと言うと、レーズン、アニスシードを追加するのとアニスのリキュール(ミストラ)を使うのが特徴となっております。 マンマ曰く、レーズンとアニスシード両方入れるのはNGで、「どちらかにしなさい」とのご指摘を受けたので、両パターン作りました。笑 マンマの家庭に引き継がれている、古くからのレシピで、マンマからは「私のに近いわね。」とお褒めのお言葉をいただきました。両パターンとも大成功。(自画自賛です。笑) 子供の頃からレーズンが苦手なので、アニスシード入りがお気に入りです!アニスのちょっぴりスパイシーな香りが甘いパンと絶妙にマッチします! ![]() 一方のレーズン入りはと言うと、レーズン投入により、甘みが増し、マルキッジャーニ(マルケっ子の事です)に言わせるとこちらの方が人気が高いとのこと。いずれにせよ、焼きたては絶品ですね〜熱々、ふかふかを頬張れば、一瞬で虜になっちゃいますよ。 ちなみにうちのマンダリーノもオススメです!笑 本場のマリトッツォを味わいにマルケ州にいらしてみませんか?問い合わせはこちらより! |
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