皆様、だいぶご無沙汰しております!いかがお過ごしでしょうか? 「師走」とはよく言ったものですね。12月は本当にバタバタ、あっと今に過ぎていきますね。 私の気のせいか、あるいは2020年の今頃は再びロックダウンに入っていたため気づかなかっただけかもしれませんが、毎年街中がクリスマスシーズンに入るのが早くなってきている気がします… イタリアでは11月に入った途端、スーパーにパネットーネやパンドーロが並び、11月半ばにはイルミネーションも始まっていました!それだけ待ち遠しいクリスマスだったということですかね? 個人的にはあまりに早くクリスマスムードに入るのは好きではないので、12月8日のインマコラータと呼ばれる祝日(マリア様の母、アンナがマリア様を身籠った日)から準備を始めました。 と言っても私は猫2匹を飼っているので、ツリーなどの装飾は残念ながらしません。一瞬で壊されそうなので。笑 クリスマスカラーのテーブルクロスやサンタのマグを出すくらいです。 しかしマルケのクリスマスに欠かせないフルスティンゴは作りますよ! フルスティンゴとは乾燥イチヂクをふんだんに使ったこの時期限定のドルチェです。食感は結構ネッチョリ、とてもリッチなドルチェなので食後にほんの数口、甘口ワインと一緒に楽しむのが定番です。 マルケの中でもマチェラータ、フェルモ、アスコリ、こちらの3県を中心に作られる郷土菓子です。今となってはドライフルーツはとても高価なものですが、昔はむしろこちらの方が安く、手に入りやすかったためクリスマスを祝うPiatto Povero(「貧しい一品」の意、大抵のものが農民が生み出したレシピ)として生まれたそうです。 そしてフルスティンゴのレシピは様々です。干しイチヂクは必ず入っていますが、後は代々家庭で受け継げられてきたレシピ。私もマンマから教わりました。多くの家庭でダークチョコレートを入れるようですが、私の教わったものはカカオのみです。またサパと呼ばれるシロップ状の煮たてたブドウ汁を入れるパターンもよく見かけます。私はサパではなく、パッシートワイン(乾燥した状態のブドウから作る甘口ワイン)を入れます。なので皆様もご家庭で自分好みの味にアレンジしてみて下さいね! 材料の味を馴染ませるのに待ち時間はありますが、作り方はとっても簡単(混ぜて焼くだけ。笑)です。おまけに日持ちしますし、プチサイズの容器で焼けばそのままギフトにも出来ます。マンマは毎年自宅用とは別にご近所さんや親戚にあげるものをアルミの容器で焼き、そのままプレゼントしてました。フルスティンゴは可愛らしいパッケージではなく、アルミでいいのです。笑 むしろその家庭っぽさがフルスティンゴの魅力だと思います。それでは早速作り方です! Frustingo |
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フルスティンゴはケーキのようにカットするのではなく、一口サイズの角切りにして食べます。またぜひデザートワインと合わせて食べて下さいね。
私は生地にも使ったパッセリーナ(マルケの土着品種)のパッシートワイン(乾燥した状態のブドウから作る甘口ワイン)と一緒に食べましたよ。モスカートのようなほんのり甘いワインではなく、極甘口がオススメです。イチヂクがとっても甘いので。
またヴィーノコットと呼ばれる煮詰めたブドウ汁を発酵させ、ワインにしたデザートワインと合わせるもの定番です。
私は生地にも使ったパッセリーナ(マルケの土着品種)のパッシートワイン(乾燥した状態のブドウから作る甘口ワイン)と一緒に食べましたよ。モスカートのようなほんのり甘いワインではなく、極甘口がオススメです。イチヂクがとっても甘いので。
またヴィーノコットと呼ばれる煮詰めたブドウ汁を発酵させ、ワインにしたデザートワインと合わせるもの定番です。
ちなみにトレーナーのFRSTNGはまさにフルスティンゴのこと!何かのブランド名ではありません。ワインを買いに行った際に店頭に並んでいて衝動買いしました。笑 クリスマスもこれを着たいと思います。
トレーナー、パッシートワインはCantina dei Colli Ripaniのものです★
ぜひ日本でもフルスティンゴを焼いて、イタリア気分をクリスマスに味わって下さい。
それでは皆様、Buone Feste!そして良いお年を!来年こそは皆様もイタリアへ来れますように :)
Nicole
トレーナー、パッシートワインはCantina dei Colli Ripaniのものです★
ぜひ日本でもフルスティンゴを焼いて、イタリア気分をクリスマスに味わって下さい。
それでは皆様、Buone Feste!そして良いお年を!来年こそは皆様もイタリアへ来れますように :)
Nicole