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鶏の屠殺 閲覧注意

8/15/2019

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イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
お久しぶりです!今日は最近私の人生においてビックイベントであった鶏の屠殺について書きたいと思います。
タイトルにも書きましたが、閲覧注意です!
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺

絶命

前からマンマに「いつか鶏を殺すところを見せてあげるね」と言われていたのですが、突然この日がやってきました!基本4ヶ月〜半年頃の鶏が食べ頃とされ、それ以上大きくなってしまうと肉が硬くなってしまうため、今回お年頃の2羽を屠殺することになりました。
全てが初めての経験で、そもそもどこでどのように絞めるのか、もちろんその後の処理の仕方も知りませんでした。私の想像では勝手に鶏用の「ミニギロチン」みたいのがあり、そこで頭を断切するのかと思っていたのですが、いざ鶏を捉えると芝生へ運び、小さなナイフを取り出し、スッと頭から首筋にかけナイフを入れるのみ!すぐにポタポタと血が流れ出て、鶏は死んでいきました。1、2分はまだ生きており、バタバタと羽を動かしていましたが、特にうるさく泣け叫んだり、血が飛び散ったりすることなく、想像以上に穏やかな風景でした。
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺

羽抜き

鶏を絞めた後は、ガレージに移動し、羽抜きの時間です。
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺 羽抜き
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺 羽抜き
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺 羽抜き
ドキドキしながら、マンマとノンナの後をついて行くと、絞めた鶏をすぐ様お湯を張ったバケツの中へ。と思うとまたすぐに取り出し、後はひたすら羽を抜き取るのみ!ノンナに至っては素手で(言い方は悪いですが)むしりとっていました。恐るべし90歳おばあちゃん!プロの手つきでした…
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺 羽抜き
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
羽を抜き終えたら、バーナーで取りそびれた小さな羽や毛を焼き落とし、足を綺麗にし、爪を取れば下処理はひとまず完了!この時点では、
「思った程グロくなかったよ!次回は撮影してないで、手伝うね!」
と一人で張り切っていました。もちろん見苦しい光景でしたが、肉を食べるなら行わなくてはならない行程ですよね。そしてマンマとノンナがここまでせっせと働いているのを見て、改めてスーパで買う肉はここまで安くていいのかと考えさせられました。また、そもそも日々の食生活にここまでの肉を消費する意味があるのかと…
90歳のノンナは炭水化物(パンとパスタ)を主食にし、肉は生ハム一枚、日曜日ならローストされたお肉を一切れしか食べていません。うちでは誰よりも元気ですし、なんと言ったって90歳で鶏を絞めてるわけですからね!
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺

内臓を取り出す

上記にも書いたよう、ここまでは比較的冷静に撮影でき、もう下処理はほとんど終わったつもりでいました。ところがどっこい!最後に一番大変な一仕事が残っておりました…
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
内臓を取り出す事です。
「100の言葉より1枚の写真」とよく言いますが、写真では「匂い」は伝わりません。何が一番きつかったかというとこの匂いです…もちろん手で内臓を取り出している様子も気持ち悪いのですが、この匂いに勝るものはありませんでした。何でしょう、単純に「臭い」というよりかは「獣」の匂いでしたね…
​私が一人で「臭い、臭い」と騒いでいるとマンマから一喝、
「じゃあ内臓が残ったまま調理するの?!」
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
いいえ、お母様、それは結構です。もしいつか自分で屠殺する日が来たら、内臓の取り出しはマンマにお願いしようかと思います…
2羽を絞め、下処理をするのに約2時間かかりました。思ったより全ての行程がスムーズに行われ、ある意味あっという間に時が過ぎました。もちろんこの経験により、日々食卓に並べられる食べ物に対し感謝の気持ちが増しましたが、何よりも自分が今このような環境で暮らせる事がいかに幸せな事かを再認識しました。都会で育って身として、田舎生活になれず、あたふたする事が今だによくありますし、ましてや「外国人」としてイタリアの田舎に住むのは特に大変な事だと毎日のように痛感させられます。でもマルケでなかったら、このような「古き良き」イタリアが残る昔ながらのライフスタイルは経験出来なかったと思います。マルケに本格的に引っ越してから約1年、この素晴らしい生活を少々「当たり前」に思い始めて来たところもあったと思うのですが、今回の経験により再び日々の生活に対してありがたく思いながら向き合えるようになりました!
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺 ローストチキン
長々とすみません!最後まで読んで頂きありがとうございました☆
イタリア マルケ州 田舎生活 鶏 屠殺
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    初めまして、ニコルです!日本/アメリカのハーフ。日本で10年程モデルとして勤めた後、ハワイに移住し、ウェディングフォトグラファーに転職。写真の技術を深めたく、フィレンツェの美大へ。卒業後、マルケ州でカメラマンとして暮らしています。こちらのブログではマルケ州の田舎暮らしを中心にイタリアでの生活について綴っています。

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