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マシャレッリ社テイスティング

7/13/2021

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マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
皆様、ご無沙汰しております!いかがお過ごしでしょうか?
イタリアはだいぶ日常生活が戻ってきて、7月からイベントも開催されるようになりました!
と言う事で早速参加したのが、私が通っているソムリエ協会と地元の自治体がタッグを組んだワインテイスティングイベント。コロナ云々関係なく、外で行われるテイスティングって気持ちいいですね。どうしてもワイン関連のイベントってホテルやイベントホールなど行われ、どこか堅苦しいイメージが強いかと思いますが、今回は海沿いの公園で行われたとても爽やかな会でした。また大きな長テーブルが準備され、お隣さんとのソーシャルディスタンスもバッチリ。
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ DJ レコード
さてさて、肝心のワイナリーはと言いますと、お隣アブルッツォ州のMasciarelli社(マシャレッリ)。彼らはアブルッツォを代表する一社であり、世界にトレッビアーノ種とモンテプルチャーノ種を広めたワイナリーと言っても過言ではないでしょう。
そんなマシャレッリ社の創設者はジャンニ・マシャレッリ。80年代に両親から土地を引き継ぎ、ワイナリーをオープンさせました。当時アブルッツォのワインと言えば、安価で国内消費に向けたものばかり。ジャンニはそんな古臭い風習を変えたく、大好きであったフランスへワインを勉強しに行きます。アブルッツォワインに新しい息を吹きかけるのです。アブルッツォで初めてフレンチオーク樽熟成を行うのもジャンニ。また妻、マリナ・ツヴェティッチ(クロワチア人)との結婚後は彼女と二人三脚でワイン造りを行います。ジャンニは残念ながら2008年に52歳の若さで他界してしまうのですが、その後は奥様が先頭に立ってワイナリーを引っ張っていっております。
テイスティングに参加するとこういった生産者のストーリーが聞けるので、自分でただネットで調べて自宅で飲むのとは訳が違いますよね!
今回は気温が高かったこともあったので、モンテプルチャーノ種はお預け。6種類の白ワインのテイスティングでした。
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
最初に頂いのは、2014年に新しくできた比較的リーズナブルな「ジャンニ・マシャレッリライン」よりトレッビアーノ。こちらは軽くてとてもフレッシュな一本。典型的なトレッビアーノでアペリティーボやビーチサイドで乾杯するのにいいのではないでしょうか。
お次に17世紀に建てられたお城をワインリゾートに改造した「カステッロ・ディ・セミヴィコリライン」(セミヴィコリ城)よりペコリーノとトレッビアーノ。こちらのトレッビアーノ、ブラインドテイスティングだったらソーヴィニヨン・ブランと勘違いしていました!トロピカルフルーツ臭がすごいんです!そしてほどよい酸味とミネラル感。私の中でナンバーワンでした。1年の瓶内熟成を経てからのリリースです。
なんとか「ライン」と書いていますが、マシャレッリ社、アブルッツォ中に土地を持っており、生産地域、また熟成法の違いによってワインのラインを分けているのです。なので例えば同じトレッビアーノ種でもテロワールの違いによってもたらされる味わいの変化を楽しめるので、とても面白いテイスティングでした。同じ州内でもここまで違いが生まれるのかって、感心してしまいました。
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
ラスト3本は、奥様マリナ・ツヴェティッチとともに作り上げたライン。その名もそのまま「マリナ・ツヴェティッチ」です。
1本目はワイルドカード、マルヴァジア イストリアーナ種。こちらはマリアがクロアチアで過ごした幼少期を思い出される思い入れのある一本だそう。マルヴァジア イストリアーナ種はアブルッツォでの栽培は珍しいのですが、彼女の強い意志で栽培を決めたのだとか。個人的にアロマティック品種、大好きなのでとても気に入りました。「女性に好まれるワイン」と説明していましたが、(私は正直このような前置きちょっと腹が立ちます…)フローラルかつフルーティーだとまあそういうことになるんですかね?エスニック料理に合わせたい一本です。男性の方もぜひ飲んで見て下さい。残糖はありません、スッキリ辛口です。
そして締めにフレンチオーク樽がガツンとくるトレッビアーノとシャルドネ。簡単にいってしまうと(だいぶ失礼かもしれませんが)アメリカ人が好きな味。笑 猛烈な樽です。もちろんニューオーク。私はわかりやすい樽が苦手なので、そこまで気に入りませんでしたが、モンテプルチャーノだったらニューオークでも飲んでみたいかなと思いました。気温が下がったら見つけてみます!樽好きの方、ぜひ★
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ 魚介のフリット
全種サーブされた後にお待ちかねのおつまみ!魚介類のフリットでした。こちらには一番最初に出されたフレッシュなトレッビアーノがダントツ合いましたよ。また「田舎のいいところ」とでも言いましょうか、挙手制でワインをおかわりできました。笑 本当にこの堅苦しくないところが好きです。私はセミヴィコ城ラインのトレッビアーノをもう一回頂いちゃいました。
このようなテイスティングイベント、夏の間は週に一度のペースで行われるんですって!自治体がこのように地元を盛り上げてくれるところも拍手。マルケ頑張っています。
海沿いでのロマンチックディナーもいいですが、たまにはこのようなイベントに参加するのもいいですね。
それでは皆様、Ciao!
マシャレッリ イタリアワイン アブルッツォ トレッビアーノ ワインテイスティング  マルケ州 クープラマリッティマ
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ミモザリゾットとミモザケーキ

3/8/2021

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国際女性デー ミモザの日 リゾット ミモザリゾット イタリアワイン ロゼワイン モンテプルチャーノ マルケ州 マルケ州ワイン
今日3月8日は国際女性デー、イタリアではFesta della Donnaと呼ばれています。日頃の感謝の気持ちを伝えるのに女性へミモザの花を贈るのがイタリアでは定番となっています。家族、恋人間だけでなく、例えばバールでエスプレッソを頼む際、バリスタもプレゼントしてくれますよ!
でも私は「花より団子」。笑 今日はミモザにちなんだ料理を2品紹介したいと思います★
国際女性デー ミモザの日 リゾット ミモザリゾット マルケ州

ミモザリゾット

こちらはミモザリゾット!ミモザに似せた黄色のトッピング何だかわかります?実はゆで卵の黄身です。マイクロプレインでおろしています。
リゾットそのものは旬の野菜、アスパラをピューレしたものを使い、仕上げにフレッシュタイプのチーズ、ストラッキーノを加えます。なので色もほんのりグリーン。まさにミモザらしいリゾットだと思いません?
ストラッキーノはなかなか日本でも見つからないかもしれませんが、例えばクリームチーズなどの他のフレッシュタイプのチーズで代用してみて下さい!
国際女性デー ミモザの日 リゾット ミモザリゾット イタリアワイン ロゼワイン モンテプルチャーノ マルケ州 マルケ州ワイン
国際女性デー ミモザの日 イタリアワイン ロゼワイン モンテプルチャーノ マルケ州 マルケ州ワイン
合わせたワインはこちら!(ワインなしには「お祝い」とは言えませんよね?笑)
国際女性デーには圧倒的にロゼがイタリアでは人気なのです!不思議とミモザカクテルではないのですよ。必ずしもロゼってフェミニンなワインだとは思わないのですが、暖かくなってきた春先にはぴったりですよね。私は地元ワイナリーVelenosi社のロザートをチョイス!最近出された2020年度のもので、100%モンテプルチャーノです。とってもフローラルでフレッシュな一本。またさっぱりなミネラルフィニッシュも気に入りました。アペリティーボというよりかはこのように食事としっかり合わせていいワインだと思います!
国際女性デー ミモザの日 ミモザ ミモザケーキ サヴォイアルディ マルケ州

ミモザケーキ

お次は大定番ミモザケーキ(イタリア語でTorta Mimosa)!と言ってもとっても簡単バージョンです。またちょっとオシャレに見せるのにカップで★
通常のミモザケーキはPan di Spagna(パン・ディ・スパーニャ)と呼ばれるイーストを使わない、スポンジケーキから作られるのですが、こちらのパン・ディ・スパーニャ、なかなかのツワモノでいまだに美味しく焼けた試しがありません。笑 もちろん市販のものもあるのですが、今回は変わり種ということでサヴォイアルディ(ティラミス作りに使われるクッキー)を使用しました。他の材料はパイナップル缶、(イタリアではパイナップルを使ったミモザケーキが人気です)Crema chantillyとイタリア語で呼ばれるカスタードと生クリームをミックスしたもの(日本ではクレーム・ディプロマットですかね?)、以上です。ね、簡単ですよね?
​ご参考までに以下が手順です。
最後に細かく切ったサヴォイアルディをトッピング
カスタードと生クリームを準備する必要がありますが、あっという間にできますよ。(特にスポンジケーキを使うミモザケーキに比べたら…)
2品とも春にぴったりなお料理です。皆様もぜひ日本で作ってみて下さいね。
Auguri a tutte le donne★
Nicole
国際女性デー ミモザの日 ミモザ ミモザケーキ サヴォイアルディ マルケ州
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1月17日聖アントニオの日

1/18/2021

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イタリア マルケ州 三つ編みパン 聖アントニオ アバーテ パンを食べる猫
皆様ご無沙汰しております!いかがお過ごしでしょうか?1月もあっと言う間に半分過ぎてしまいましたね。マルケはなかなか冷え込んでいますが、私は元気に過ごしております★

さてさて、今週の日曜日、1月17日はSant'Antonio Abate(聖大アントニオス)の日でした。本来ならイタリア各地でお祝いのイベントが行われるのですが、今年はあいにく中止。(*パドヴァの聖アントニオとは異なるのでご注意を!)動物の守護神として崇められている、聖アントニオ。猫を飼ってる私にとって大切な聖人なので今回は簡単に彼の紹介をしたいと思います!

エジプト生まれの聖アントニオ。キリスト教徒として育ち、両親と死別してしまった後、財産を貧しい者に与え、砂漠で隠遁生活を始めます。その際に、周りに動物達だけを引き連れていたことから「動物の守護神」として崇めらるようになったそうです。彼の亡くなった17日の深夜には動物達が喋れるようになるという言い伝えも。

田舎の教会では、この日のミサに特別、家畜やペットも祝福を受けられるようになっています。マルケでも犬や猫のみならず、豚やヤギを引き連れる姿が見受けられるのですよ。またミサの最後には人間、そして動物のために「祝福のパン」が配られ、これをみんなで頬張るのが定番です。
​
今年はコロナでこの儀式は残念ながらお預けとなってしまいましたが、形だけでもと思い、日曜日の朝にニャンコ達とシェアするパンを朝から焼きました!全くもって「聖なるもの」ではありませんが、2匹は喜んで食べてましたよ。笑
イタリア マルケ州 三つ編みパン 聖アントニオ アバーテ パンを食べる猫
イタリア マルケ州 三つ編みパン 聖アントニオ アバーテ パンを食べる猫
また、三つ編みの形のパンには意味があり、結び目が「同盟」と「忠実さ」を象徴し、聖人との強い絆を意味するようです。はい、ここもあくまで形だけですが、ちゃんと三つ編み型に焼き上げました:)
イタリア マルケ州 三つ編みパン 聖アントニオ アバーテ アニスシード リエビトマードレ 手作りパン
イタリア マルケ州 三つ編みパン 聖アントニオ アバーテ アニスシード リエビトマードレ 手作りパン
また聖アントニオの日を機に、カルネヴァーレシーズンがスタートし、パスティッチェリア(お菓子屋さん)では期間限定の揚げ菓子が見受けられるようになります。
正式なカルネヴァーレは2021年は2月11日からですが、今年はほとんどのお祭りが中止のようです。イタリア一有名なヴェネチアのカルネヴァーレは1月半ば現在「検討中」とのことです。こればっかりはしょうがないですね!今年は自宅で目一杯揚げ菓子を食べて祝いましょう!

下の写真のお菓子は「スフラッペ」と呼ばれる揚げ菓子。スフラッペはマルケの方言で、イタリア各地で呼び名が異なるのですが、「フラッペ」や「キアッケレ」がより一般的かと。笑 
​
小麦粉、卵、砂糖、ミストラ(アニスのリキュール)、レモン汁からできた生地を薄く伸ばし、揚げたものです。揚がったら、粉砂糖あるいは​アルケルメス(真っ赤なスパイシーリキュール)をかけて食べるのが定番となっております!
カルネヴァーレ菓子はまた今度詳しくご紹介しますね!
それでは今日はこの辺で〜Ciao!
​ニコル
イタリア マルケ カルネヴァーレ  揚げ菓子 カーニバル スフラッペ フラッペ キアッケレ 粉砂糖
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2020年トリュフ祭ツアー

1/30/2020

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アクアラーニャトリュフ祭の様子のまとめ
2020年2月23日ボローニャ発着トリュフ祭ツアーを行います。行き先はイタリア一のトリュフの生産量を誇るアクアラーニャです!この日は最高級黒トリュフ「ネーロ・プレジャート」の収穫祭、そしてカルネヴァーレの時期にもあたりますので、仮装を楽しむ人やコリアンドリと呼ばれるカラフルな紙吹雪が町中にまかれます。削りたての黒トリュフとイタリアのカーニバルがいっぺんに楽しめる、またとない機会ですよ☆
詳細はこちらより。
​ご質問、お申し込みはこちらよりどうぞ!
アクアラーニャトリュフ 祭。白トリュフを見せる男性。
アクアラーニャのトリュフ祭。販売されている黒トリュフが陳列される。
アクアラーニャのトリュフ祭。大きな白トリュフ をかかげる女性。
写真は2019年のアクアラーニャ白トリュフ祭の様子です。このように生のトリュフがたくさん陳列され、販売されています。スタンドの前を通ると「ふわっ」とトリュフのいい香りが!虜になっちゃいます。
ちなみにトリュフは日本への持ち込みが可能ですので、こちらで購入してスーツケースにいればオッケーです!軽くラッピングもしてくれます。ただ白トリュフはどうしても傷みやすいので、お持ち帰りには黒がオススメです。
アクアラーニャのトリュフ祭。多数のフードスタンドが出店し、試食を楽しめる。
アクアラーニャのトリュフ祭。卵焼きの白トリュフがけ。
アクアラーニャのトリュフ祭。マルケの白ワイン、ビアンケッロのスタンド。
そしてトリュフ以外にも様々なスタンドが並びます!マルケの郷土品はもちろんのこと、イタリア全土からの特産品が出店されるので、大忙しですよ。笑 どこも皆人懐っこい店員ばかりなので、たくさん試食されてくれます。また食べ物以外にも木材でできたお皿やまな板、陶器、革製品なども販売されています。
そしてマルケの中でもマイナーな白ワイン、「ビアンケッロ」の生産者ブースもあり、こちらでは本格的なテイスティングが出来ます。トリュフとワイン!文句なしのコンビネーションですね。
こちらは全て室内です!
アクアラーニャのトリュフ祭。フランチャコルタ、トリュフ入りクレーシャ、卵焼きのトリュフがけなどが提供される。
アクアラーニャのトリュフ祭。ツアーの様子。
アクアラーニャのトリュフ祭。中心広場の様子。
そして中心広場にはフードスタンドが!トリュフをふんだんに使用したお料理をワインと共に楽しめます。オススメはトリュフと卵焼き入りのクレーシャ (ピアディーナに似た、平べったいパンです)。クレーシャはペーザロ・ウルビーノ州発祥とされているので、まさにこの地の郷土料理です!フランチャコルタ片手にクレーシャ 、いかがですか?
次回のアクアラーニャトリュフ祭開催は2020年2月23日!私達と一緒に専用車付きでゆったりとトリュフ祭、一緒に楽しみませんか?ご質問等はお気軽にどうぞ!
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マルケを代表するパスタ、「マッケロンチーニ」

9/14/2019

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イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。大きな木のまな板の上で茹でたてのマッケロンチーニをラグーソースと混ぜる男性。
今日はマルケを代表するパスタ「マッケロンチーニ」(Maccheroncini di Campofilone)の紹介です!
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。茹でたてのマッケロンチーニをすくい上げる男性。
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。茹でたてのマッケロンチーニを大きなフォークですくい上げる。
「マッケロンチーニ」という名前から一見、日本でもよく見かける「マカロニ」を想像されるかもしれませんが、全くもって別物です!カンポフィローネのマッケロンチーニは細長い(厚さ0.7mm以下、横幅1mmと規定されています)「カッペリーニ」に近い卵パスタなんですよ。
起源は地元の農民の食卓にあったとされ、その歴史は1400年代まで遡ります。卵を使用したパスタは基本、できたらすぐ食べるものですが、マッケロンチーニは大量に生産された卵の保存方法としてこの地の農民から人気があり、おかげで卵が採れづらい冬でも卵パスタがカンポフィローネでは楽しめたと言われています。
またマッケロンチーニはイタリアで初のIGPに認定された卵パスタでもあります!ですので、ヨーロッパ連合から『本物』であると保証されており、また原材料のみならず、生産プロセス、パッケージングまで検査されています。
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。フォークでマッケロンチーニとラグーソースを混ぜる男性。
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。鍋から直接ラグーソースをマッケロンチーニにかける女性。
​マッケロンチーニ、何よりもの特徴が水を一切使用していない事!その伝統は今でも引き継がれ工場で生産されているマッケロンチーニも水を足していません。レシピは至ってシンプルで、1kgの小麦粉に対し卵10個!以上!!
そして小麦粉はデュラム小麦のセモリナのみ使用しています。粗挽きのセモリナ粉を使うことにより、パスタの表面もザラザラし、このざらつきのおかげでソースとよく絡むんですって。

また、通常のスパゲティなどのロングパスタよりもはるかに長いマッケロンチーニ。フライパンや鍋の中ではなかなかうまく絡みきれません!そこで登場するのが木製のまな板。茹で上がったパスタをすぐさままな板の上へ、そしてその上からソースをかける!長いパスタを持ち上げながらソースに絡ませるのがポイントです。こうすることでパスタがひっついてしまうのを防ぎ、また途中で切れてしまうことなくうまく混ぜれます。
イタリアマルケ州カンポフィローネの街。マッケロンチーニ祭が行われている際の道の様子。
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭で出されたマッケロンチーニのラグーがけ、オリーベ・アスコラーネ、そしてクレーマ・フリッタ。
イタリアマルケ州カンポフィローネのマッケロンチーニ祭。お祭り中は広場にたくさんの人が集まる。
写真は全て8月に行われたマッケロンチーニ祭の様子。8月の最初の週末、4日間にかけて行われる歴史あるサグラ(お祭り)でして、2019年はなんと56回目でした!地元の人のみならず外国からの観光客も多く訪れていましたよ。出しているメニューは至ってシンプル、パスタはラグーソースのマッケロンチーニのみ!あとはおつまみにオリーベ・アスコラーネとポテトフライがあるくらいでした。ワインとビールはもちろんありますので、ご安心下さい。笑
来年こちらのサグラに参加したい方、ご連絡下さい☆
マッケロンチーニのラグーソースがけ。素材がマッケロンチーニの周りに並ぶ。
お次は、マッケロンチーニの伝統的な食べ方について。定番はやはりラグーソースです!マルケではラグーを作る際に豚と牛のひき肉のみならず、鶏のひき肉、そして牛の角煮が入っています。家庭によってはアヒルの肉を使うマンマもいますよ。近いうちにラグーのレシピもアップしますね!
まだ庭にトマトがなっていたのでフレッシュトマトを使用して今回は作りました。新鮮なトマトで作るラグーは美味しさ倍増です!手間暇かかるレシピですので、頻繁には食べませんが、日曜日のランチ、祭日に家族全員で食事を楽しむ際に登場するメニューです。
またラグー以外にもシーフードベースのソースにもよく合いますよ!ちなみに私はマッケロンチーニで作る「カチョエペぺ」が個人的に大好きです。
マッケロンチーニのラグーソースがけ、アップで
最後に家庭でマッケロンチーニを美味しく食べる秘訣。まずは茹で時間です!1分程で良いんです。茹でた後ソースと絡める際もまだまだ水分を吸収するので、茹で時間を短くし、またソースは通常より水分多めに用意しておきましょう!
来週はカンポフィローネの街、そしてパスタ工場Marilungoの紹介をしたいと思います!お楽しみに〜☆
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    初めまして、ニコルです!日本/アメリカのハーフ。日本で10年程モデルとして勤めた後、ハワイに移住し、ウェディングフォトグラファーに転職。写真の技術を深めたく、フィレンツェの美大へ。卒業後、マルケ州でカメラマンとして暮らしています。こちらのブログではマルケ州の田舎暮らしを中心にイタリアでの生活について綴っています。

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